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今夜の番組チェック

・序章

 成績はよかった。先生にもよく褒められていた。ある日、学園長の部屋の前を通った時、学園長が誰かと話しているのを聞いた。
不老不死の魔術がどうとか…。
噂で聞いたことはあったけど、そんなの信じるわけない。
でも学園長の話には妙な真実味があった。
そして話によるとその不老不死の魔術を手に入れると、どんな事でもできるみたいだ。
これは噂にも聞いたことがなかった。
もしかしたら、妹の病気を治すことも出来るのかな…?
 半信半疑で調べていて、あるものを学園長室から見つけた。
それは一つの鍵。
そう言えば、古代の書物にこんな事が書いてあったっけ。
『不老不死の魔術は混沌の魔術と言う本に記されている。
その本の行方は三千年前からわからない。
ただ一つ言える事はその本には鍵が着いている事だ。
美しい装飾がされていて、全てが金で出来ている鍵…。
それこそがまさしく本を見つける手がかりにもなっているのだ…。』僕の持っている鍵は…金色に輝いていた。
―あなたが選ばれし者。ここまでよく辿り着きました。共にこの世界を見届ける気はありますか?
 あなたは誰ですか…。ここは何処…。
―ここはあなたの心の中…あなた自身の…あなただけの世界。私はあなたに力を与える者。
 力?どんな?
―あなたは死を恐れた事はありますか?老いを恐れた事はありますか?
 わからない…。考えた事もないよ。
―私は不老不死の力を与えられます。
 それだけ?
―まさか。不老不死の力と共に巨大な魔力が手に入ります。人々を助けるような力から破滅に導く力まで…。
 妹…妹の病気も治せるの?
―ええ。
 お願いだ!その力を僕に…!
―ただし。条件があります。
 何?
―あなたの生まれてこれまでの一三年間の記憶を力の代償としてもらいます。
 それじゃあ妹を助ける事も…。
―大丈夫。妹を助けてから記憶を消すことにしましょう。でも妹にこの事を言ってはいけません。その場合は妹を助けるどころか死なす事になりますよ?
 じゃあもう妹とは…。
―辛いとは思います。しかし、妹さんがこのまま死んでいくのを黙って見ていられるのですか?
 …。わかった。約束するよ!
―よろしいあなたの名前は?
 リィート…リィート=クラウダー
―これからあなたも最高の魔法士ウィザードです。リィートこれからは上の名前だけ名乗りなさい。私はウィザードをまとめる者…ウィン。最後に一つ、あの条件を破る事は絶対に許されません。これは掟…。さー目覚めて妹を助けてあげなさい。最後の妹との一時を楽しんでき…なさ…い。
 ……サキ…。






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